熱帯低気圧が短時間で発達し、台風12号に変わった先週。
8月23日(土)の『川の生き物探検隊』の開催も危ぶまれましたが、台風12号は再度熱帯低気圧に変わり、すんなり四国沖を通っていき、予定通り『川の生き物探検隊』開催の運びとなりました
今年、外は受付のみ。
令和2年からコロナの影響で、外での体験学習会になって6回目の今夏、あまりの暑さに再度屋内へと学習会の会場を変更いたしました。
鏡川環境保全の会、代表と副代表より挨拶。
そして、今年も、元西日本科学技術研究所 藤田真二さんに講師をお願いしました!
この藤田真二さん、西日本科学技術研究所で何年も鏡川の調査をしてきた鏡川のスペシャリスト
鏡川に関する学習会は、鏡川に生息する生き物についてや、アユの話など、大変面白く興味深い内容でした。
因みに、流域密度は県下の河川で鏡川がダントツですさすが、高知一市を流れる川ですね。
学習会のあとは、着替えて、いざ、川の生き物探検隊の出動です。
今年は水位が低く、水温も高め。探検隊のメンバーも探検日和に恵まれました。
中には、シュノーケルと顔面を持参している探検家も
約1時間、川の生き物を探していただきました。
そして川の水しか入ってなかった水槽が、この通り。
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テナガエビやモクズガニ、ヌマチチブやゴリなど、色んな種類の生き物で溢れかえりました。
スマホで撮影すると生き物の名前が解る、高知市新エネルギー・環境政策課が推奨しているアプリ「バイオーム」、これを利用していきもの図鑑も作成しました。
さて、そんなこんなでお昼時、探検隊はお腹もペコペコです。
お昼ご飯は鏡川流域の方が作られている田舎寿司とお餅、そしてメインディッシュは鏡川のアユの塩焼き。
全て、鏡川で捕れたアユをスタッフが丹精込めて焼き上げました。
当組合でお馴染み、高知大学 今城雅之准教授も日傘を差してご見学です。
夏休み後半の鏡川は、川の生き物探検隊のメンバーで楽しい交流会場となりました。
また、高知市さんの運用している「ぼっちり」では高知市内外のユーザーに向けクイズ形式で、このイベントの様子が情報発信されました。どんな内容か少しご紹介いたします。
この事業は、漁場生産力・水産多面的機能強化対策事業の一環で国・県・市から交付金を受け事業を行っております。
漁場生産力・水産多面的機能強化対策事業の目的は、漁業者等が行う水産業・漁村の多面的機能の強化に資する取組みを支援することにより、水産業及び漁村の活性化を図ることです。
それは海や川が対象で、川は生態系の維持・保全となっており、鏡川環境保全の会では、鏡川の堆積土砂整備を行い、生態系の維持・保全に取り組んでいます。その交付金の一部で体験学習会を開催しています。
近年の気温変動などの環境変化により、海や川の生態系は減少の一途を辿っています。
未来の子ども達の為に、少しでも維持や保全が出来ればとの思いで、今年も活動しています。
出来る限り、頑張っていきたいと思いますので、これからも応援のほど宜しくお願い致します