令和6年 流下仔魚調査(3回目)

10月22日(火)より、今年も流下仔魚調査が始まりました。

今回で3回目。前、前々回とも産卵が遅かったため、ご報告出来ませんでしたが「産卵が始まったようだ」とのお声もチラホラ。

11月1日・2日の増水にも関わらず。トリム堰上・下で、少しですが流下が確認出来ました!

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令和6年度水産多面的機能発揮対策事業のご報告!

国・県・市から補助金を受け、環境保全に大きな影響を及ぼす内水面の生態系の維持・保全・改善に努める
鏡川環境保全の会、令和6年度 水産多面的機能発揮対策事業『堆積土砂整備、河床の撹拌による瀬と渕の効果の検証』が10月17日(木)・18日(金)・20日(日)の3日間実施されましたので、ご紹介いたします

「鏡川環境保全の会」のこの事業も今年で9年目、今までに絶滅危惧種のヌマチチブや準絶滅危惧種のヒラテテナガエビ・ミナミテナガエビも確認されており、この事業が鏡川の健全化に大きく貢献してきました。

さて、今の鏡川下流域はトリム堰直下の河床が掘れて粘土層が大きく露出しており、中洲の小砂利を採取し堰の直下の粘土層に投入しながら、河床を耕耘・整斉する計画で、今年も西日本科学技術研究所様に監修いただき、㈱馬場配管様に整備いただきました。

昨年は、高知県の何処の河川でも雨が降らず渇水で、今年もその傾向が強いため、中洲の右岸側の流れを弱くし、左岸に流れ込むような計画で10月17日・18日の2日間、めいいっぱい、重機で慣らしていただきました。

 

そして10月20日(日)、当組合お馴染み 高知大学今城雅之先生ラボ の 学生さん9名 と 関係団体様 にご協力いただき、人力で河床を更に耕耘する作業をおこないました


こういった 今城雅之准教授 率いる 高知大学農林海洋科学部の学生さん達 や 関係団体様 に助けられ、鏡川の環境は守られています。

最後に、アユの産卵場を設置。今年も野鳥やカワウから卵や親魚を守るため鳥除けのテープを張らせていただきました。

昨年は、高知県下、何処の河川でも天然遡上が異常に少なく、不漁な年でありました。

流下時期の渇水と海水温の上昇が主な原因と考えられておりますが、今夏の異常気温からも見ても天然遡上は良くなることはありません。なんとか親アユが産卵しやすい環境を確保し、少しでも多くの卵を産卵してもらい、稚魚となって、また鏡川に上ってきてもらうしかないのです。

そのためにも、産卵場に入らないよう、せっかく産んだ卵を踏みつけないよう、ルアーの方々、ご近所の方々、中学生や高校生の皆さん、ご理解ご協力を何卒お願い致します。

産卵場設置を保護するために設置しましたロープ類は、流下が終わる来年早々に撤去させていただきます。

高知県が掲げる『アユ王国高知』は、アユに係る様々な団体や人と人が手に手をとって、初めて『アユ王国高知』として成り立ちます。

今後とも、自然豊かな高知県の河川を、宜しくお願い致します。

 

 

オリジナルミニトートバック プレゼントのご案内

当HPで度々ご紹介している鏡川流域パートナーシップだよりの中で、よく出てくる、まちのコイン「ぼっちり」、

高知市新エネルギー・環境政策課が運用しているスマホアプリですが、そのアプリを使って鏡川沿いにある4個所のQRコードを読み取れば、オリジナルトートバックが貰えます

毎日、目まぐるしく忙しい人、思い悩んで立ち止まってる人、健康のために何かやりたいなと思っている人、暇すぎて困っている人などなど・・・

鏡川沿いを散歩して、鏡川の自然に触れながら、ついでにトートバックもゲットしてみませんか?

スマホアプリは、上のQRコードからダウンロードできます

 

 

鏡川流域パートナーシップだより(№175・№176)

高知市新エネルギー・環境政策課の鏡川流域パートナーシップ推進に向けたさまざまな取り組みを紹介するお便り№175・№176をご紹介いたします。

№176では、前日、鏡川環境保全の会が開催した『川の生き物探検隊』がの様子が掲載されています。是非、ご覧ください
№175
№176

 

鏡川環境保全の会 『川の生き物探検隊』のご報告❣

令和6年度水産多面的機能発揮対策事業の一環で、鏡川環境保全の会が体験学習会『川の生き物探検隊』を先週8月24日(土)に開催しました

この事業は、国と県と市から水産多面的機能発揮対策交付金を受けて行っている事業で今年で9年目になります。

海・川の環境・生態系の保全や、海の安全確保などの多面的な事業に対し経費を助成いただくもので、
鏡川環境保全の会では、鏡川下流域の堆積土砂の整備と、この体験学習会『川の生き物探検隊』を行っております。

台風10号が発生し、先週明けは雨予報だった開催日。ですが、台風10号の速度が遅く、開催当日、台風はまだまだ東シナ海を北上中。ギラギラ天気ではなかったものの、暑い一日となりました

今年は当日参加も加わって14組36名の参加者さんが鏡川漁協事務所前の青空教室に集まりました。

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今年、講師にお迎えしたのは、西日本科学技術研究所で長年、川のお仕事をしてこられた藤田真二さん。RIMG0469 退職された今でもあちこちの川へ潜っております。

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鏡川の生き物や河川の生態系、高知県のニホンウナギや外来種・絶滅危惧種などについて学習していただきました

学習会の後は、勿論、川の生き物探検隊の出動です

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ライフジャケットにバケツ、箱メガネとすくい網を持って、いざ出発!!!

むかうは漁協事務所まえの河川敷。ここは鏡川下流域、紅葉橋上流です。

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あまり雨が降ってないせいで、水位は低く、水温は高く、お陰で探検箇所も広々~

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何をそんなに真剣に見ているのでしょう

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お父さんも捕まえるのを、じっと待ってます

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県議会議員の土居央さんも親子で参加です。昨年、見学に来られ、是非、娘さんと来たいと参加くださいました。

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この体験会がない限り、こうして鏡川下流域で川へ入っている、これだけの人数をワタシの知る限り今まで見たことがありません。この体験会が始まってからは、この光景が、この体験会の目玉となりました

 

さて、そんなころ、会場ではアユの塩焼きの準備が進んでいました。

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今年のアユは150匹。焼き上がりがこちら

うう~ん、塩もしたたる、いいアユでございます。すべて鏡川から調達してきました

昼食には、鏡川中流域に位置する鏡村の店リオさんから田舎寿司をご用意。アユと一緒にお召し上がりいただきました

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さて、捕獲した生き物たちが、こちらです。 ↓ ↓ ↓

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絶滅危惧種のカマキリも捕まりました ボラにボウズハゼにテナガエビなど・・・9種類の生き物が見つかりました。

今回も、高知市さんにご協力いただき「バイオーム」の『いきもの図鑑』を事前にご紹介

 

当日は、スマホで捕まえた生き物を撮影し、名前を調べて図鑑にしました。

この「バイオーム」、川だけではありません。生き物ならなんでも。魚でも虫でも花でも調べられる超~優れたアプリです。
投稿も出来、皆で共有することも出来るから、とっても便利です。

そんなことで、夏休み後半の土曜日、体験学習会『川の生き物探検隊』はいかがでしたでしょうか?

昨年に引き続きの参加者も居て、なかなか川に入る機会が少ないお子さんに、こういったイベントで川の楽しさを知ってもらう保護者さまの計らいも感じた1日でした。

 

しかし、今年の猛暑は、お盆が過ぎてもまだまだ続いております。

スタッフの中には、具合が悪くなる人もいて、皆、本当に大変でした。

RIMG0561 高知市新エネルギー・環境政策課さん

RIMG0436 今城雅之准教授のラボの学生さん

お手伝いにお越しくださいました皆さま、暑い中、本当にありがとうございました

作業後

また、来年も『川の生き物探検隊』に多くの方々のご応募、お待ちしておりま~す

 

 

 

鏡川流域パートナーシップだより(№173・№174)

高知市新エネルギー・環境政策課の鏡川流域パートナーシップ推進に向けたさまざまな取り組みを紹介するお便り№173・№174をご紹介いたします。

先日、お知らせしました「鏡川流域いきもの図鑑をつくろう2024」の多くの投稿がご紹介されていますよ
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№174

 

鏡川流域いきもの図鑑をつくろう2024のご案内

高知市新エネルギー・環境政策課では、昨年度に引き続き、市民の皆様による日常的な自然への関わりの促進を目的に、
動植物の判定機能を備えた無料のスマートフォンアプリ「Biome(バイオーム)」を活用し、鏡川流域に生息・生育する動植物を市民参加型で調査するクエスト「鏡川流域いきもの図鑑をつくろう2024」を実施しています。

○「Biome」とは
株式会社バイオームが開発・運営している無料のスマートフォンアプリで、実際に現地で見つけた動植物を撮影してアプリに投稿することで、AIが種を判定します。小学生にも使いやすく、動植物に詳しくない方でも気軽に調べて楽しむことができます。

○調査イベントの概要
調査イベントは、「Biome」のアプリ内の「クエスト」という機能を活用して実施します。
クエストは、年齢等に関係なく、アプリをダウンロードすれば、どなたでも参加できます。
クエストの参加方法は、以下のとおりです。

Step①:お手持ちのスマートフォンやタブレットで「Biome」のアプリをダウンロードする。
Step②:クエスト期間中、テーマに沿って対象の生物や植物を実際に現地で見つけて撮影し、アプリに投稿する。
Step③:投稿が自動的にクエストに登録される。
Step④:クエストを達成してアプリ内の報酬を獲得する。

期間は8月1日~31日。

まだまだ期間はありますので、ぜひ、アプリをダウンロードの上、当河川、鏡川流域の生きもの調査にご参加くださいませ