水産多面的機能発揮対策事業のご報告

国・県・市から補助金を受け、環境保全に大きな影響を及ぼす内水面の生態系の維持・保全・改善に努める
鏡川環境保全の会、令和4年度 水産多面的機能発揮対策事業『堆積土砂整備、河床の撹拌による瀬と渕の効果の検証』が10月20日(木)に実施されましたので、活動内容をご紹介いたします

昨年、大規模な整備を行い、今年は堆積した土砂を粘土層がむき出しになっているトリム堰直下に落とし込み、砂利のリサイクルと河床の改善を行いました。

迎え入れるは1トン車の重機。西日本科学技術研究所様に監修いただき和住工業株式会社のオペレーターさんが7時半から5時までフル稼働で整備を行いました。

そして10月22日(土)、由佐建設有限会社様ボランティア でご参加くださり、河床を更に平らにならす作業をおこないました

こういった企業様のご厚意に支えられ、鏡川の環境は守られています。

また、恒例の人力による手慣らし作業も同時に行い、今城雅之准教授 率いる高知大学の学生さんが今年は9名参戦

つりぐの岡林フィッシングハヤシ からもご参加いただき、総勢21名で大きな石を取り除く作業を行いました。

今年も皆さまのご協力により、無事、整備を行うことが出来ました。
年々、川は表情を変え、形相を変え、ここが痛い、あそこが痛いと言っているように感じます。
それだけ、昔と違い、自然の驚異や、生活・工場排水、ダムからの濁水等々で、川を維持していくのが難しくなってきています。
一人一人の小さな善意が、今日の鏡川を支えています。

今後とも、自然豊かな鏡川でいられるよう、皆さまの善意を、宜しくお願い致します。

 

 

 

第19回鏡川緑地公園イベントのお知らせ!

10月30日(日)、鏡川河川敷 緑地公園にて、みんなで守ろう!高知の自然と地域の絆をスローガンに『第19回鏡川緑地公園イベント』が開催されます。

今年のイベントは、1日だけの限定で花火もないようですが、飲食はもちろん、フリマコーナーや防災・環境・交通安全コーナーもあり、充実した内容となっております

是非、ご参加ください

 

 

「つりチケ」がSDGsの認定を取得しました!

株式会社オルタナなどが選定する「サステナブル★セレクション」に「つりチケ」が選定されました

「サステナブル★セレクション」とは、持続可能(サステナブル)な理念と手法で開発された製品・サービス・ブランドをオルタナが推薦する仕組みです。

その中の「サステナブル★セレクション」2022★★の第5期★に当組合オンライン遊漁システム「つりチケ」が選定されました。

評価ポイントの一つが、資源保全に携わる内水面漁協の収入増加にも寄与し環境保全の持続可能性に貢献するということ

選定と評価のご紹介は、サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」70号(9月未発)に掲載されます。

ウェブサイトでのご紹介はこちらから。「サステナブル★セレクション」第5期(一つ星)追加3件

改めまして、つりチケさん、おめでとうございま~す

 

 

鏡川環境保全の会『川の生き物探検隊』開催しました❣

8月28日(日)、朝晩がどことなしか涼しく感じる日曜日、

令和4年度水産多面的機能発揮対策事業、体験学習会『川の生き物探検隊』を鏡川環境保全の会が開催致しました

高知県もコロナ第7波の影響をもろに受け、「高知県BA.5対策強化宣言」の中、今年もコロナ感染対策の注意に注意を払いながら、鏡川漁協事務所の駐車場で行いました

今年も、我が鏡川漁協でお馴染み、言わずと知れた高知大学 今城雅之准教授 

のラボの女子チーム

と、力仕事はお任せ、男子チーム。 にお手伝いいただきました。

今年は、学生さんが奇妙な道具を持参して参戦 → 

さて、8:00から受付にて検温。今年は子供14名、大人14名、総勢28名をお迎えしました。

まずは「鏡川環境保全の会」代表挨拶 

つづいて、副代表挨拶 

そして、今年の学習会。講師は、高知大学教育研究部自然科学農学部門 今城雅之准教授。

お魚の病気や、菌・ウイルスなどのお話し。とっても面白かったです。

そして、学生さんが持参した奇妙な道具の正体は・・・

病気を持ったお魚のお腹の中をみるための解剖道具でした!
 

 

どや!  のドヤ顔

 

子どもたちは、興味深々 身を乗り出して見学していましたよ

さてさて! いよいよ、メインイベント『川の生き物探検隊』 いざ、鏡川へ、出動デス!!!

 ほぼ、泳ぐ格好ですね~

 集中力が半端ない

 箱メガネの扱いが上手ですね~

 とにかく、捕まえるのに必死

   

大人も捕りたくなる、夏休み最後のイベントとなりました

今年は連日の猛暑で川の水位も低く、川の状態も穏やか。川に入っていたい暑さ、探検隊というよりは水中隊という感じでした
探検範囲も大幅に拡張し、大人も子供も約2時間、鏡川の生き物調査をしていただきました!

そして、こちらが調査いただいた生き物たちです。


ゴリにテナガエビ、カニやハヤなどなど。皆さん、なかなかの腕前!

そして、最後は、今年も昼食会は取りやめ、アユの試食&アユの塩焼きをお土産に持って帰っていただきました。

これ、ぜ~んぶ、鏡川で捕れた 天然アユ です。

仕込みの串差し。 

200匹、ひたすら刺しました 

そして、当会、恒例の タライ焼き

匂いに誘われて、買い求めに来る人も

来年こそ、コロナのないマスクのない、体験学習会にしたいものです。参加者の皆さん、ご参加いただき、本当にありがとうございました。

来年も実施いたしますので、是非ともよろしくお願いいたします‼

 

 

鏡川感染症調査報告会の様子

昨日8月2日(火)17時より、当組合のHPでもお馴染み、鏡川の守護神、高知大学 今城雅之准教授による
鏡川感染症調査報告を当組合事務所で行っていただきました。

鏡川の冷水病・ボケ病、そして温水病について、ウイルスと病原菌の両方の角度から、毎年、鏡川の調査をしていただき、
こうして調査結果をご報告いただいております。

今年は大事な遡上時期に渇水が続き、なかなかアユが上がれない状態でした。今までになく雨のない年でした。

こうした自然の状況の中、何処にウイルスや病原菌があって、何時、何処で、何故、発生するのか、
毎年、データを蓄積していくことが重要と考えております。

来年も、引き続きのご活躍に期待大の鏡川漁協です

 

魚道清掃を行いました!

5日未明の豪雨で、鏡ダムでは一時380トン超の放流があり、鏡川下流域にある廓中堰・鏡川堰・江ノ口鴨田堰の3堰が
今年、初めて転倒しました。

その結果、魚道に大量のゴミが溜まり、役員3名と、高知大学今城雅之准教授のラボの学生さん2人にお手伝いいただき、
令和4年度2回目となる魚道清掃を行いました。

2回目の作業は、今までにないゴミの量で、何人か熱中症気味の者も

 こちらが作業前の鏡川堰のゴミ。

こちらがゴミを除けた鏡川堰。

 そして、こちらが江ノ口鴨田堰のゴミ。

ゴミを除けた後。 

9時から16時まで、かなり暑い中での作業となりました。

こうやって、ゴミを除け、アユの遡上する魚道を確保しています。
今回は、本当に大量のゴミで、暑さと湿気でヘトヘトになりました。

こちらが、本日のゴミ袋の山。鏡川堰で9袋(90L)、江ノ口鴨田堰で105袋(90L)でした。

皆さん、大変、お疲れさまでした

 

 

 

 

令和4年度特採日記⑥🐡

6月26日(日)、鏡ダム上流、7月1日解禁を控えた土佐山で最後の特採を行いました
解禁日に備えて、是非とも参考にしてください

週末の高知県は、曇りのち雨のち晴れと、コロコロ天候が変わる週末でした。

 こちらが弘瀬のアユ。型は良型です。

 こちらが桑尾。

 こちらが土佐山庁舎前。一番、型が大きかったです。

そして、結果がこちら ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

20220627100612-0001
魚影が薄くなっていること、冷水病らしき魚体が多くみられたことが心配です。

今回も、採捕したアユは全部、高知大学と内水面センターにサンプル提供致します。

これにて、特採日記は終了ですが、随時、川の様子はお伝えできればと思っていますので、よかったら定期的に覗いてみてください。

 

 

アユ放流&特採日記⑤🐡

先週末、最後のアユの放流と特採を行いました!


今年の放流総量は2,150キロ、8回に分けて放流し、
最後の210㎏を先週末の6月18日(土)に放流して、今期のアユの放流が全て終了いたしました

 

かわって次の日の6月19日(日)、まだ行っていなかった下流域と、解禁前の中流域支流、的渕川で特採を行いました。

どよよんとした、むし暑い高知の鏡川。 こちらは、漁協前。水が少ないです

 こちらが的渕川、小塩団地のアユ。

 そして、こちらが下流域、紅葉橋下のアユ。

特採の結果は、こちら ↓ ↓ ↓ ↓


的渕川神社前(宮前)では24.5㎝の大物も掛かりました

上流を含め、これから解禁を迎える中流域の支流も、楽しめそうな結果となりました。

今回のアユも、高知大学に61匹、内水面に36匹、合計97匹を提供いたします。

次回、最後の特採は6月26日(日)を予定していますので、こうご期待です

 

 

 

令和4年度 特採日記④🐡

本日、雨の中、鏡ダム上流の特採を行いました。


雨で寒く、採捕者のお2人は震えながらの作業となり、大変ご不便をおかけしました。

さて、最新の陸封アユ生息調査でも、6月に入って大幅に生息数が増え、ダム上流の解禁日には
例年並みの漁獲が見込める状態にあると判断された中での特採。

採捕数はどうだったか、期待が高まりました。

その結果がこちら。↓ ↓ ↓ ↓

 

型も大変良く、申し分ないサイズで、冷水病の心配も今のところありません

7月1日(金)の鏡ダム上流解禁日は、胸を張って楽しんでいただける状態です

捕獲したアユは、全て高知大学と内水面センターに提供いたします!

 

令和4年度 特採日記③🐡

 5月29日(日)、3回目の特別採捕を行いました。

まずは、中流から。

1回目、2回目と同じ場所で行いましたが、3箇所合計6匹。サイズは17㎝~22㎝。カワシオグサで真っ青、掛かりません。

そして、鏡ダム上流。

3箇所合計18匹、15㎝~22㎝。越冬ものもいました。

しかし、残念ながらアユは結構、見えていますが、パッとしません。

 型はバラバラです。

特採結果がこちら ⇒  

小さいながらも、アユは見えているので、これからに期待です